香港・マカオ（2018/11/15-18）

香港映画が、とてもおもしろい。ノスタルジックで、プラトニックなのに官能的で、さみしさとあたたかさが同時に胸に迫ってくるような、そんな作品が多い気がする。(そういう作品を選んでみているだけです)

香港映画を好きになってから行きたかったな〜〜と今更ながら考える香港。いつか聖地巡礼したい。

・香港

雑多な街並み。雑多って言葉、なんかよくないですか、中身も響きも。

中国だけど、中国じゃない、言葉の通りの、当たり前の日常が広がるすこし不思議な空間だった。中国、に該当する地域は、北京、上海、香港、（台湾）、と都会しか行ったことがないんだけど、やっぱりわたしは北京が好きだなあと思った。さっき香港映画やばいとか言っといてなんなのお前って感じなんですが。東の端と西の端では、言葉や生活の仕方さえも違ってくるほど広大な領土を持つ中国という国の首都って、めちゃくちゃすごいしめちゃくちゃかっこよくないですか？そんな堂々とした威厳が北京にはあった気がする。

香港でいちばん思い出に残ってるのはヴィクトリアピークからの夜景かなぁ。最終日に駆け足で見に行ったけど、このキラキラした夜景の中で沢山のお金と人間が動いてるのか、と思ったらなんだかロマンがあって良かった。

・マカオ

フェリーに1時間揺られて日帰りでマカオへ。海外で乗り物乗るのって、システムとか分からないしちゃんと予約できてるかな？とか心配になっちゃうし不安が多い。乗り方〜なんて細かくブログを書いてる人もいるけど、それ読んでもうまく伝わってこなかったりするし、正確な情報をもっともっと簡単に手に入れられるようになってほしい。

マカオは、ポルトガル統治時代の名残が残っていてヨーロッパ風の街並みが〜なんて謳われてるのをたくさん目にしたけど、実際はそんなことなくて、もちろんヨーロッパ風の建築もあるんだけど、実際はこんな感じのところばっかりだった。

ヨーロッパを若干感じさせる教会とかもあるんだけど、美しいか？観光地になり得るものか？と言われるとうーん？ってわたしは感じちゃったな。

エッグタルトがおいしかった。

そしてなんと、友達がここマカオでスリに…。カジノで日本円を両替しようとした時に気づくというなんともつらいタイミング。海外旅行はちょくちょく行ってるけど、どこに行っても楽しくてみんな優しくてにこにこで帰ってくるのが普通だったから、すこし驚いた。スリに注意、の言葉は嘘ではなかったんだなと。

と、まぁ3泊だったしそこまで記憶に残るようなこともなく楽しかった香港旅行なんですが、個人的には一緒に行った友達たちとたまたま入ったカフェで交わした会話がすごく心に残っていたりする。個人的なやりとりなのでわざわざここに書いたりはしないけど、わたしは相手のこと、たぶん傷つけてしまった気がする。そんなつもりは全然無かったんだけど、たぶん、いや確実に、わたしはこういうことが多いとおもう。あぁ〜いま思い出しても反省だな。自分の意見を伝えられることはわたしの長所でもあり短所でもあるけど、そこを長所と自分自身が捉えてしまっているのはよくない兆候なのかもしれない。ブログやインスタみたいなSNSでただ発信するだけならまだしも、特定の誰かに対して言葉を向けてしまったら、それは簡単に刃になってしまうことをもっともっと理解しなければ。他人の些細な言葉に傷つくという経験は自分でもたくさんあるし、その度に愛想笑いしながら心が泣いていたりして、自分の言葉で好きな友達をそんな気持ちにはできればさせたくない、と理性では思っているんだけどなぁ。

伝える、ということはほんとに難しい。その行為自体は諦めたくないけれど、上手に言葉を選べるようになりたいです。これからの目標にしよう〜。