ギリシャ（2018/10/27-11/02）①
空路でカイロからアテネへ
まず、なんていったって、泊まったホテルの周りがディープすぎてびっくりした(治安悪いって確かに書いてあったけど)。少し歩けばご飯屋さんはあるんだけど、ホテルの周りは完全にドラッグしてる若い子たちがたくさんたむろしているような感じ。日本という温室でぬくぬくと育った女子3人は、若干ビビっていた。でもわたしが普段ストアルしてるみたいに個人で楽しんでるだけなので、おそらく危害を加えてくることはなさそうな感じだったから、そこまで心配する必要はないのかも。あと印象的だったのは、アテネの街は落書きが多い。ただ、これは治安の悪さとイコールではないらしく、アートという見方もできるらしい。
まぁ落書きに対して特に思い入れはないので、あってもなくてもわたしにはあまり関係ない。
・メテオラ
往復10時間、観光4時間という、移動の方が倍以上時間がかかるという鬼スケジュール。しかし、どうしても行きたい！というわたしの希望でメテオラへ。せっかくギリシャまで来たんだから、日帰りしか無理なスケジュールだったけど欲張りたかったんです。。メテオラは世界遺産にも登録されている修道院で、何個かあるんだけど全て崖の上に建てられてる、昔の人たちどうやって建てたんだ。
アテネより肌寒かったというのもあるけど、崖の上の修道院は、こんなに堂々としてるのになんだか寂しげで切なかったな。修道院の中に入るときは巻きスカートを入口で貸してくれる。観光客はたくさんいるけど、中に入ってしまえばあんまり人を気にせず観光できた。全部綺麗なのにトイレだけ汚くて残念だったなー、トイレって一番くらいに大事だよ。
修道院の中が豪華で圧倒されたんだけど、撮影禁止だったのでたくさんいた猫ちゃんを。
メテオラの麓の街カランバカ
往復10時間はさすがにこたえるけど、その価値はあると思える日帰り旅行だった。寂しげな修道院も、澄んだ空気も、崖の上から見下ろす壮大な景色も、全部写真では伝えきれない。この旅行のおかげで移動には少し慣れたかもなぁ…出来ることならば時間はお金で買いたいけれども。
マンマミーアを見て誰しもが憧れるであろうサントリーニ(本当はミコノス島らしいけど)。どこまでも続く青い空と海、白く塗られた建物、一度はこの目で見てみたい！ということで。シーズンじゃないので日帰りにしたんだけど正解だったかな、あまりにも観光地化しすぎててあそこに泊まりたいとはなかなか思えない。どこにいても誰かの写真に写り込んでしまいそう、他人の思い出の1ページになれるのは嬉しいけど、こんな形は望んでない。映画やテレビのイメージが先行しすぎててなかなか予想の上を超えてくることはなかったかなぁ、というのが正直な感想。全部既視感があった、それでいて自分が本当にここに存在してるのかわからないような、夢を見てるような感覚に陥ったのは、やはり非現実的な空間だからなのか。
何度も画面の中に見た景色が自分の前に広がっている、その空間の中に自分が確かに立っている、これはなんだかとっても不思議な感覚だった。信じられないような、嬉しくて叫び出してしまいそうな、そんな気持ち。太陽が海の向こうへゆっくりと消えていくのを見てる時、どうしようもなく寂しい気持ちになった、今日が終わるのが惜しい、とあんなに強く思ったことはない気がする。そうは言いつつ、日が沈んだ後も綺麗だったんですが。
観光客で溢れかえってること、それがもう一度来たいとはなかなか思えない大きな理由だけど、来てよかった、それは自信を持って言える、確かにプライスレスな空間と景色だった。
ご飯もとっても美味しかったな〜〜。
ワイナリーもたくさんあって、テイスティングもできる。
