カイロ(2018/10/22-27)②

続き

 

・オールドカイロ

f:id:turai_chan:20181218151534j:image

f:id:turai_chan:20181218151557j:image

写真は世界遺産にも登録されてる、ムハンマドアリーモスク

綺麗だったんですとても、でも、でも、ここでの思い出はもうなんといっても写真撮ってくれが終わらないエジプシャンたち…。

f:id:turai_chan:20181218151804j:image

f:id:turai_chan:20181218151825j:image

おそらく、アジア人が珍しいみたい。確かにアジア人の若い女の子3人組なんて全くと言っていいくらい街で見かけないから、物珍しいのはわかるんだけど、それにしたって一枚撮ったらまた今度は違う人が写真撮ろうよ!ってそれの繰り返しで、最初こそ断れないジャパニーズ精神で付き合ってたけど途中からは面倒になって断ってしまった。

あと、この日は異常に風が強くて、巻き上げられた砂たちが視界を曇らせらるし、風が運んでくる砂に全身攻撃されるしで、このモスクはあまりいい思い出にはならず。だってモスクって、静かに見る場所じゃないの?

 

でも、オールドカイロはモスクだけじゃなくて教会もたくさんあった。イスラムの国なイメージだけど、キリスト教(正確にはコプト教?)もそこそこにいるらしい。

f:id:turai_chan:20181218152304j:image

f:id:turai_chan:20181218152340j:image

教会がたくさんある地域に一歩足を踏み入れると、それだけで街の雰囲気が少し変わるのが印象的だった。あまり人が住んでないというのも関係してるのかもしれないけど、エジプトという感じがしなかった(自分の語彙力がつらい)。観光客も欧米人が多く見られた。曲がりくねった細い道を歩くと、突然大きな教会が現れたり、探検みたいで楽しかったな。

 

コプト地区

オールドカイロとの境い目がいまいちわたし自身もわかってないんだけど、オールドカイロは教会が点在してる地域、コプト地区はコプト教の人たちが実際に暮らしている地域、という認識で書いてます。

f:id:turai_chan:20181218154547j:image

まず、なんと言ってもこの地区は汚い!コプト教というのは、一部ではキリスト教のはじまりとも言われている(真実は知らない)宗教らしく、かくかくしかじかでどうやらエジプトでは迫害されているそうで(数年前にはテロも起きてる)。中々仕事も見つからないので、ゴミを集めてそれをリサイクル?して生計を立ててる人が多いらしい。全て〜らしい、という程度の知識なので本当のことはよくわかりません。ただ見てわかるのは、汚い、臭い、その事実だけ。

こんな街並みの中をひたすら歩いて辿り着いたのが、この旅行でもかなり楽しみにしていた洞窟教会。

f:id:turai_chan:20181218155009j:image

f:id:turai_chan:20181218155041j:image

言葉通り、洞窟の中に作られてる教会。今まで鼻をつく匂いに顔をしかめながら歩いてきた街並みとは、180度別の世界。同じ地区の中にあるのに。ネットで調べてもあまり情報がないし、ガイドブックにもおそらく載ってないようで、写真を見てもわかるように観光客は殆どゼロ。静かで広いこの空間を、自分たちだけが独占できる。贅沢な時間だった。

f:id:turai_chan:20181218155429j:image

f:id:turai_chan:20181218155503j:image

今までどんなテレビやインターネットの中でも見たことのない景色、空間。世界には自分の知らない場所がこんなにたくさんあるんだな、それの一つに今こうして立っているんだな、そう実感できる瞬間は旅行の醍醐味でもあるとわたしは思います。なんだかここがエジプトだとは到底信じられないような景色で、でも、十字架と共に書かれたアラビア語に、ここは確かにエジプトなんだということを痛感させられた。

教会を後にして、また汚い街を通って帰る。すれ違う子供たちが、わたしたちが持ってるカメラを見てみんな撮って!と近づいてくる姿が可愛かった。なんでこんなに写真撮って欲しがるんだろう(笑)わたしのカメラだからデータをあげられるわけでもないのに不思議。

f:id:turai_chan:20181218160401j:imagef:id:turai_chan:20181218160432j:image

f:id:turai_chan:20181218160533j:image

子どもたちは無邪気に、大人もカメラを向けるとある人は嬉しそうに、ある人は恥ずかしそうに、でもみんなしっかりと笑顔を向けてくれるのがきっと「エジプト人の良さ」なんだろうなぁ、と感じた。この地区の人たちはカイロの中心部の人よりも親切そうな人が多かった印象。ゴミだらけの街に住んでいても、心までは汚れていない事実に笑みがこぼれた。枝豆のコロッケを売ってる売店があったんだけど、お店の人がわたしたちの姿を見つけるとおいでと手招きをして、揚げたてのコロッケを一人一個ずつくれた、もうそれが本当に本当に美味しくて!お金を払おうとしたら、そんなのいらないよ、と笑顔で返してくれた優しさは一生忘れられないなぁ。

全くメジャーではないこの地区、なんで知ってるかというとそれにはいろんな理由があるんだけど、この地区について詳しく教えてくれた方が、エジプト人のことを「人懐っこくて子どものまま大人になったような人ばかり」と言っていて。三大ウザい国の一つに選ばれたりもするエジプトだけど、それは全て親切の裏返しなんだと思うと胸が熱くなった。観光客からお金を騙し盗ろうとする一部の人たちのせいでエジプト人のイメージが悪くなるのも悲しいな。たった1週間弱の滞在でも、優しい人ばかりだというのがすごく伝わった。車の行き交う道路を渡れなくて困ってると一緒に渡ってくれたり、ご飯の食べ方を教えてくれたり、ホテルの人だって、わたしがお腹を壊したその日から帰るときまでずっと体調を気遣ってくれた。写真を撮ってくれ!とせがまれて確かにウザいと感じたけど、それも無邪気さの裏返しなんだろうなぁ。

 

女だけの旅行だったし、危なくない?と心配されたりもしたけど、全くそんなことはなくて、カイロはめちゃくちゃ都会だし、エジプト人はとっても優しいし、もう一度行きたいと思える国はなかなかない中で、絶対に絶対にまた行く、と心に誓ったエジプトだった。

 

ちなみに、ご飯は不味かったです…。

これはコシャリ、というエジプトでは有名な食べ物。詳細は省くけど、これはマジでうまい!エジプト旅行ずっとこれだけ食べてたかった。

f:id:turai_chan:20181218161959j:image

他においしかったのはアイス

f:id:turai_chan:20181218162125j:image

アイスの美味しさは世界共通だなぁ。ケンタッキーですら不味かったし、ご飯にはあまり期待できないエジプトでした。

 

ということで懐古おわり!次はギリシャのことを書きたい〜〜。