年の瀬におもいを綴りわすれた

今年はこんな1年だったね、みたいにちょっぴりセンチメンタルになるやつ、しようと思っていたのにすっかり忘れていて気づけば1月も後半になってしまった。わたし、どんどん崩れ始めている。なんでもないテレビ番組のなんでもないシーンで突然涙が止まらなくなったり、小さな女の子が「これお姉さんの?」と拾ってくれた定期入れを受け取って、3分くらいその場から動けなくなったりする。気がつけば、絶対に戻さないと決めて食べた大好きなはずのラーメンがぐちゃぐちゃになってトイレの便器の中に浮いてるのを見つめている。これを形容する言葉が、つらい や しんどい なのか、ということがもうあまりわからない。

心が沈んでいるときは、生産が身体によいという話を聞いたのだけれど、ここまで書いて、いまのわたしにとって言葉を生産することがとても苦痛だと気づいた。以前は泉のようにあふれ出ていた言葉や感情たちが、どこを探してもみつからない。もらった優しい言葉にも、だれかの真剣な思いにも、心で返せない自分がもどかしい。なにかを考えようとして、考えようとすると、そこで苦しくなってしまう。わたしは、息をするだけの置物になってしまった。

ああ〜、どうやって生きよう。